「人が喜ぶ顔を見るのが好きだ。」
ブランドビジネスを始めたきっかけや、理由は多数ありますが、結局はここに行きつく気がします。
プレゼントを買うだけで、開ける瞬間、胸がドキドキして、笑顔があふれる。これがブランド品の持つ魅力であり、それこそまさにブランド戦略の根幹である『付加価値』であると思います。その商品にいかに付加価値をプラスして、お客様に喜んで頂くか、これは永遠のテーマであり、ブランドビジネスを行う上での一番のやりがい、意義であるように思います。
様々な世界的セレブと出会い、共に仕事をさせて頂いている私達ですが、正直そんなに特別な事だとは思っていません。憧れのセレブと同じ商品を身につける事が出来たなら、きっとお客様は嬉しいのではないか、そこに夢があるのではないか。そんな想いが各セレブとの出会いを生み、新しい付加価値がそこに生まれている気がします。きっかけは本当にそんなものなのです。
私は年に一度、元旦の朝飛行機の中から上る太陽を眺めながら、一年の事業計画、スタッフ全員と共有するスローガンを決めます。景気低迷が長引く中、我々ブランドビジネスを行っている会社がすべき事、求められている事は何か。1200人を超える若い社員たちの明日の為に、会社として向かうべき道は…。
今年も、広島の実家までの道のり、様々な想いをめぐらせながら、新年の輝かしい光を浴びながら筆をとりました。そんな中、心に決めた本年のスローガンは、「圧倒的な勢いを感じてもらえる感動創造企業になる」でした。
25歳で会社を始めた当初、自分が感じていた海外ブランドの持つパワー、勢いは人をワクワクさせ、笑顔にする。サマンサのショップに行くだけで、CMを見るだけで、そのパワーに圧倒される。そんなブランド創り、企業へと今年も成長を遂げたいと思います。
最後に、3月11日におきました、東日本大震災により、多くの尊い命が失われたことを心より追悼し、亡くなられた方々のご冥福と、ご家族の皆様に、心よりお見舞い申し上げると共に、被災地における一日も早い復旧と、被災者の皆様に一日も早く生活の回復と安定が訪れますよう、心からお祈り申し上げます。
この震災を通し、自分が生まれ育ったこの国を改めて見つめ、この国に生まれて良かったと、次世代が誇りに思っていける様な、そんな国にしていきたいと強く思いました。震災翌日、スタッフから連絡があり、「被災地に防寒着を届けたい」と。すぐに動き出し、週末には被災地に届ける事が出来たのですが、こういう声が現場からあがってくるのは本当に嬉しかったし、企業として、個人として、日本人として、ブランドとして、この誰も経験した事のない、大きな壁にいかに向かっていくか。そして出来る事は、すべき事はと強く考えるようになりました。
「日本発、世界ブランドへ」
設立当初はただの夢見がちの青年だったこのつぶやきが、今、少しずつ現実味を帯び、足音を立て、猛烈なスピードで近づいてきています。ジャパンブランドとして、日本に希望と夢を。そしてその付加価値を海外へ。
私達の挑戦はまだまだ続きます。どうぞご期待下さい。