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  新連載・エクセレントカンパニー
  成長注目企業の社長に聞く
(株)デサン 藤池 誠治 氏
会社プロフィール
企業名
株式会社デサン
資本金
1,000万円
従業員
60人
設立年
昭和56年 7月
事業内容
車両の塗装、マーキング、店舗ディスプレー・大型看板の企画・デザイン・製作・施工
WEBサイト
活力ある21世紀の担い手はエクセレントカンパニー  意欲ある戦略的な経営者に登場して頂いた
デザイン力で新しい広告分野切り開く
デサンを興すきっかけは
画像 当社の事業は、自動車の塗装事業、看板や建物の内装・壁・天井を装飾する空間グラフィックス事業、それに付随するフィルムマーキング事業を大きな柱としています。フィルムマーキングというのは、バスやトラック、建物の内装などにデザインや広告を施したシートを貼り付ける表現法で、最近、よく見かけられると思います。
 デサンを興すきっかけは、急逝した父の後を継ぎ家業の藤池塗装工業所の社長をしていた昭和45年に、米国各地でアルミ車体にカラフルなマーキングをして走るトラックを見たことが挙げられます。当時の日本は平ボディーにシートを掛け、ロープで縛っていた時代でした。
 藤池塗装はタンクローリーなど特殊車両の塗装をメインに、塗装した車体に文字及びマークなどを書くのが仕事でした。当時、それらは手書きでしたが、それに代わる、3Mが開発したフィルムシートをカッティングにより製作したマークや文字を貼り付けるフリートマーキング方式をいち早く導入し、作業効率をアップ。さらに昭和56年に、家1軒分に相当する金額のコンピューターで文字・マークなどをカッティングする装置を思い切って導入しました。
 そのころ、国内にもアルミバンのトラックが出てきましたが、そこには小く社名が書かれているだけ。もったいないと思ったときに米国で見た景色がよみがえり、「そうだ、フリートマーキング方式を使えば、タンクローリー以外にもトラックなどにマークやデザインが描け、商売になる。その市場は大きい。今やらなければ」と判断しデサンを興しました。もし、米国で見た昭和45年に日本で事業化していたら、恐らく時期尚早で失敗していたでしょうね。

インタビューの様子(概要)を動画でご覧いただけます
インタビュー前半
インタビュー前半
(約6.0MB)
インタビュー後半
インタビュー後半
(約3.7MB)
動画動作環境
← それぞれのサムネイル画像をクリックすると動画(asxファイル)が再生されます
事業は順調に軌道に乗りましたか
画像 会社設立当時、各自動車ディーラーさんは、ボディーの文字書きに困っていました。ペイントで書く文字は、雨の日、外では書けません。また車本体がなければ書けません。雨が降ろうと、車がなくても先行して製作できる利点があるフリートマーキングの話をすると、こんな便利な方法があるのかと驚かれて、仕事が急増しました。10年前には、グラディエーションを使った様々なデザインに対応できるように大型のコンピューターグラフィックス装置を導入。さらに車両分野にとどまらず、看板や室内のグラフィックス、装飾などの分野にも挑戦し、事業を広げてきました。平成7年には不況の厳しい時期でしたが、新工場を購入し、大型25トントレーラーや大型観光バスなどの幅広い車両にも対応できる塗装体制を整えてきました。
昨年、売り上げを大幅に伸ばすなど好調な業績を上げていますが、その原動力は
 当社の強みはデザイン、塗装、フィルムマーキングの3つのノウハウを持っていることです。しかも企画からデザイン、製作、施工まで一貫して手がけている、こうしたところは当社以外ほとんどないと思います。一昨年、幕張メッセで開かれた「トラックショー」に出品されたトラックの多くは当社でデザイン、塗装、あるいはマーキングをさせていただきました。
今後の事業戦略についてお聞かせ下さい
画像 お客様が気が付かないことを、当社の提案によって気づいていただき、発注していただくのが我々の商品ですので、お客様への提案営業を強化していきます。デザイン力をはじめ、お客様にご満足していただけるノウハウ、能力を持っています。業界でNO1という形でなくとも、当社だけにしかできないというものを、これから数年でしっかり固めたいと考えています。
 今後、屋外看板は規制が強化されて需要は縮小しそうですが、店舗や各種施設の内装、壁、床などを美しいデザインで装飾する動きは広まっていきます。我々にとってはまだまだ伸ばせるチャンスだと思っています。昨年から始めたヘリコプターの塗装関係も伸ばしていきたいですね。それと、ウィンドーフィルム分野にも積極的に取り組んでいきます。日射熱のカットという省エネ用や防犯対策用として大きな需要が見込めますので、施工業者など外部の力も借りて、需要を掘り起こしていきます。平成16年にさいたま市内に営業所を開設したのも、デザイン力の一層の強化と併せて、アウトソーシングを使った仕事を広げようとの狙いからです。
 振り返ってみますと、これまで5年ごとに大きな節目がありましたので、ぜひ、5年以内には、さいたま市に新たな情報発信拠点となる新本社ビルを建てたいですね。
座右の銘は
社長画像 座右の銘といったものは特にありませんが、「行動していく」というのが信条です。社員にも「行動せよ」といっています。頭で考えていても、行動して人に見せない限りは、何をやっているのか分からない。とりあえず行動せよと。フランス人ではないですが、行動しながら考えるタイプの人間です。
(株)デサン地球画像会社概要
(株)デサン地球画像 ごあいさつ
未来に夢広がる企業です!
 企業の広告・PR分野は日々進化し、大きく変革しております。「デサン」は、40年の歴史を持ち、確かな技術と技能を誇る「自動車塗装部門」と常に時代のニーズを先取りする「デザイン・マーキング・環境対応部門」からなる、我国唯一の独自ノウハウを有する企業です。
 私共は、各種媒体を通じて多彩な空間を色彩で演出すると共に、新素材による新しいPR手段も幅広く準備し、お客様のイメージアップのお手伝いをさせていただきます。また、日照調整・飛散防止等のガラスフィルムや、人体に悪影響を与えない室内装飾メディアなどの積極展開により、環境分野にも力を入れております。
 何事にもスピーディーな対応で、ハイレベルなご満足をご提供出来る様、日夜努力を続けている会社であることを誇りとしております。

CGサインを、自由なサイズ、優れた耐久性、低コストのもとにフルカラープリントするスコッチプリント
>>> プレミアグレード
  (5年保証の長期用)
>>> フリートマーキング
  (動く広告)
>>> プロポーショナルグレード
  (短期サイン用)
>>> 反射グラフィックス
  (夜間のイメージアップに)
>>> コンフォーマブル
  (コンクリートに貼れる)
>>> ワンウエイビジョン
  (車窓を彩る)
>>> フロアマインダー
  (床面に思い通りの広告)
>>> その他・新製品
  (世界初のフィルム登場!)

デサン施工例デサン施工例
デザイン・レイアウト
デザイン・レイアウト
グラフィックデザイン部門/デザインから出力用データの制作まで、専門オペレーターがスピーディーに対応します。

大型インクジェット出力
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溶剤型 高画質プリンタ/最新型の大型インクジェットプリンタを完備。最大2500mm幅までの印刷が可能です。

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高耐性・ワイド印刷
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大型焼き付けブース
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大型タンクローリーから特殊車両・クレーン車まで収容可能!/最大16mまで対応可能な大型焼き付けブースを完備しています。大型25tトレーラーや高所作業車・除雪車など、特殊車両もすべてお任せください。

株式会社デサン 蓮田工場/営業所にて 代表取締役 藤池 誠治 氏
聞き手  財団法人経済産業調査会編集特別顧問 岡村 信克

この記事は当会の 会員資料 および 経済産業公報(2007年 2月 16日号)に掲載されます。
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