知的財産侵害物品の水際取締り
− その特徴と効果的な利用法 −


 プロパテントの流れの中で、知的財産侵害物品の水際取締りが果たす役割は益々重要なものになっています。従来からの商標権や著作権を侵害するいわゆるデッドコピー品に加え、現在では、特許権侵害事案や不正競争防止法違反事案など幅広い分野で利用することが可能となっています。たとえば、富士通VSサムスン、松下VSLGEのPDP特許権侵害を巡って輸入差止申立がなされた事案などは、新聞等で大きく取り上げられました。さらに、近年の関税法改正によって、輸入だけでなく輸出の取締りも加わり、さらには我が国を通過する貨物も取締りの対象となっています。また、権利者だけでなく輸入者等の相手方の代理権も弁理士に認められたことで、水際取締関連手続にアクセスしやすい環境が整えられました。  本講においては、他国と比べ独特でかつ複雑な面も多い日本の水際取締制度について、近年の改正点などを踏まえ解説します。また、輸入差止申立手続を利用する場面における権利者と輸入者の双方が留意すべき点を実例を踏まえて説明します。
 企業の知的財産部等において渉外業務を担当されている方や法律事務所及び特許事務所で水際取締り関連の実務に携わる方など、知的財産のエンフォースメントに関わる実務者の方に水際取締制度及び税関での手続をご理解頂くことを念頭に置いています。
 アジェンダ:@近年の改正点
        A日本の水際取締制度の特徴
        B輸入差止申立の実務 −事前相談から税関の判断を争う手段まで−

 是非、この機会に多数ご出席くださいますよう、ご案内申し上げます。


日本弁理士会会員の皆様へ
(財)経済産業調査会は、日本弁理士会の継続研修を行う外部機関として認定されています。
この研修は、日本弁理士会の継続研修として認定を申請中です。
この研修を修了し、所定の申請をすると、5単位が認められる予定です。

日 時  平成21年6月2日(火) 10時〜16時10分(開場9時30分)
場  所  木挽館銀座ビル 会議室(B1F)
  東京都中央区銀座2−8−9
   (東京メトロ有楽町線) 銀座一丁目駅(10番出口)徒歩約3分    
   (東京メトロ銀座線) 銀座駅(A13番出口)徒歩約3分
   (都営浅草線) 東銀座駅(A8番出口)徒歩約3分
   (JR線)  有楽町駅より徒歩約10分
 会場地図
講  師  谷・阿部特許事務所  弁理士  堀田 誠 氏
 (元・東京税関 業務部 総括知的財産調査官 上席調査官)
申  込  (財)経済産業調査会 事業部
    TEL 03−3535−4881
    E−mail seminar@chosakai.or.jp
  お申込みに際しての必要事項
   ・研修会名
   ・ご所属名
   ・部署名
   ・お名前
   ・ご住所
   ・電話番号・FAX番号
   ・会員種別 等

参 加 料  各1名につき(資料代・消費税込) 
 特別会員 10,000円
 普通会員・知財会員 15,000円
 特許ニュースご購読者 18,000円
 一  般 23,000円

◎ 参加料は、当日受付にてお支払いくださいますようお願い申し上げます。
   (領収書を発行致します。)
◎ お申込み受付後、受講票等はお送り致しません。

◎ 当日、受付は9時30分より開始致します。



個人情報の取扱いについて
  お申込時にいただきました個人情報につきましては、本講座の実施、運営に利用させていただくとともに、新刊書やセミナー・講演会等の各種ご案内など当会の事業活動に限って使用させていただくことがあります。
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