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定員に達しましたので、受付を終了いたしました。



裁判例から見る進歩性判断


 進歩性は特許出願に対して特許を付与するための要件の一つです。
 特許法(以下「法」)は、進歩性の判断についての規定を持ちますが、その判断手法等については明文がありません。従って、進歩性の判断については、特許法の目的を参酌しつつ、判断基準の明確化・客観化という観点から考察する必要があります。特に、発明は、完成後の技術水準に照らせば、「容易に思いつく」ように見えるものであり、かかる後知恵を避けるための仕組みも必要です。
 近時、知財高裁の進歩性の判断は精緻化しており、従来であれば進歩性が否定されていたと思われる事案で進歩性が肯定される(容易想到性が否定される)例が相次いでいます。その原因は、動機付けの有無の判断(容易性の判断)の厳格化のみならず、主引例適格性の判断及び想到性の判断の厳格化にあることは意外に知られていません。
 そこで、本研修においては、裁判例の検討を通じて、主引例適格性の判断、想到性の判断及び容易性の判断(動機付けの有無の判断)について理解を深め、実務に有益な情報を提供することを目的とします。
 是非、この機会に多数ご参加くださいますよう、ご案内申し上げます。

  <アジェンダ>
     1 「想到性」判断と「容易性」判断の区別
     2 「想到性」の判断の検討
     3 「容易性」判断の検討
       3−1 「容易性」判断の客観性の確保
       3−2 課題の発見の非容易性と発明の「容易」性
       3−3 主引例の選択の問題(「主引例適格性」の問題)
     4 「技術常識」、「設計事項」等の概念の整理
     5 動機付けとしての技術分野の関連性、課題の共通性、作用・機能の共通性等
     6 関連裁判例の検討

日本弁理士会会員の皆様へ
(一財)経済産業調査会は、日本弁理士会の継続研修を行う外部機関として認定されています。
この研修は、日本弁理士会の継続研修として認定を申請中です。
この研修を修了し、所定の申請をすると、5単位が認められる予定です。

日 時  平成26年4月22日(火) 10時〜16時10分
 (開場・受付は9時30分〜)
場  所  銀座会議室(三丁目)  6階C室
  東京都中央区銀座3-7-10 松屋アネックスビル
  (東京メトロ銀座線・日比谷線 銀座駅下車 A12番出口より徒歩約2分)
 会場地図
講  師  高橋法律特許事務所
 弁護士・弁理士  高橋 淳 氏
申  込  一般財団法人 経済産業調査会 業務部
    TEL:03−3535−4881
    E−mail:seminar@chosakai.or.jp   申込書(PDF形式:489KB)
  お申し込みに際しての必要事項
    ・研修会名
    ・ご所属名
    ・部署名
    ・お名前
    ・郵便番号、ご住所
    ・電話番号、FAX番号
    ・会員種別 等

参 加 料  各1名につき(資料代・消費税込) 
 特別会員  10,000円
 普通会員・知財会員  15,000円
 特許ニュースご購読者  18,000円
 一  般  23,000円

◎ 参加料は、当日受付にてお支払いくださいますようお願い申し上げます。
   (領収書を発行致します。)
◎ お申込み受付後、受講票等はお送り致しません。

◎ 当日、受付は9時30分より開始致します。



個人情報の取扱いについて
  お申込時にいただきました個人情報につきましては、本講座の実施、運営に利用させていただくとともに、新刊書やセミナー・講演会等の各種ご案内など当会の事業活動に限って使用させていただくことがあります。
  また、本講座の講師にお客様の「所属先」、「部署名(役職名)」、「氏名」等をお知らせさせていただきます。
 本件に関し、不都合がございましたらご連絡ください。
一般財団法人 経済産業調査会  業務部
TEL:03−3535−4881   E−mail: seminar@chosakai.or.jp
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