最近の商標審判決における識別力・類否判断の傾向に照らした自社商標保護の図り方

○知的財産研修会
最近の商標審判決における
識別力・類否判断の傾向に照らした自社商標保護の図り方

　今年はまず、事例数が増えてきた新しいタイプの商標に関する拒絶査定不服審決の具体例をご紹介致します。また、立体商標の識別力が争点となった一連の「ランプシェード立体商標」事件（無効審判決及び侵害訴訟）を取り上げます。

　今年は侵害訴訟を中心に、商標に含まれる文字要素の識別力に関連して権利行使の可否が争われた「TeaCoffee」、「マタニティベルト」「ABCカイロプラクティック」判決等を取り上げます。

　ここ数年、周知商標に関する審判決が目立ちます。「キリンコーン」、「コナミスポーツクラブマスターズ」、「VANSNEAKER」、「POLO HOME」等の審判決と共に、最終手段として商標法第4条第1項第7号を盾に争った「SHI-SA」判決を通じ、周知商標主にとっての保護戦略について考察を加えます。併せて、国際信義違反を根拠に7号を適用した「シャンパングレイ」や「ハートの五輪図形」等の審判決もご紹介致します。

　また、昨年の聴講者より要望の高かったテーマとして、効率の良い出願方法・中間対応・登録商標表示・ブランドガイドライン・キャラクター関連の注目審判決（「BELLO」「マリカー」判決等）を取り上げる予定です。

　本研修会は、具体事例を通じ、登録可能性と効率性を意識した商標の考案から登録に至るまで、そして登録後の適切な商標の使用方法について、企業の実務家目線より考察することを狙いとしております。

◆◇◆◇プログラム◆◇◆◇◆◇◆
Ⅰ．新しいタイプの商標の審査動向と審決例のご紹介

Ⅱ．最近の商標審判決を題材とした、自社商標の守り方のテクニック
　１．効率の良い商標出願のテクニック
　２．拒絶理由に対する応答（特に反論）の手法
　３．周知商標の保護戦略　～異議・無効・取消審判・侵害訴訟での争い方～

Ⅲ．登録商標の適正使用
　１．登録商標表示の適切な付し方
　２．ブランドガイドラインと商標管理について
　３．キャラクターの商標的使用・侵害訴訟・著作権との関係性

日本弁理士会会員の皆様へ

(一財)経済産業調査会は、日本弁理士会の継続研修を行う外部機関として認定されています。
この研修は、日本弁理士会の継続研修として認定を申請中です。
この研修を修了し、所定の申請をすると、５単位が認められる予定です。

日　時 　２０１９年１０月２５日（金）　10:00～16:10（開場 9:30）

場　　所 　CONFERENCE BRANCH 銀座　Ｅ会議室
　東京都中央区銀座3丁目7-3 銀座オーミビル　４階
　（東京メトロ銀座線・日比谷線・丸ノ内線銀座駅下車Ａ13番出口より徒歩約３分）
　アクセス

講　　師 　特許業務法人　深見特許事務所　東京オフィス　弁理士　齋藤　恵 氏

申　　込 　一般財団法人　経済産業調査会　業務部
　　　ＴＥＬ：０３－３５３５－４８８１
　　　Ｅ－ｍａｉｌ：seminar@chosakai.or.jp
　　お申し込みに際しての必要事項
　　　　・研修会名
　　　　・ご所属名
　　　　・部署名
　　　　・お名前
　　　　・郵便番号、ご住所
　　　　・電話番号、ＦＡＸ番号
　　　　・会員種別等

参加料 　各１名につき（資料代・消費税込）

　・特別会員　　１０，０００円　

　・普通会員・知財会員　　１５，０００円　

　・特許ニュース・経済産業公報ご購読者　　１８，０００円　

　・一　　般　　２３，０００円　

　◎　参加料は、当日受付にてお支払いくださいますようお願い申し上げます。（領収書を発行致します。）
　◎　お申込み受付後、受講票等はお送り致しません。
　◎　当日、受付は９時３０分より開始致します。

キャンセルについて
参加をキャンセルされる場合は、研修会開催日の前々日（土日祝祭日は除く）の１７：００までに、必ずメールにてご連絡ください。期限内にキャンセルのご連絡がなく、当日、欠席された場合は、テキストを送付の上、参加料を全額請求させて頂きます。なお、代理出席は可能です。

個人情報の取扱いについて

　お申込時にいただきました個人情報につきましては、本講座の実施、運営に利用させていただくとともに、新刊書やセミナー・講演会等の各種ご案内など当会の事業活動に限って使用させていただくことがあります。
　また、本講座の講師にお客様の「所属先」、「部署名（役職名）」、「氏名」等をお知らせさせていただきます。
　本件に関し、不都合がございましたらご連絡ください。

一般財団法人　経済産業調査会　　業務部
ＴＥＬ：０３－３５３５－４８８１　　　Ｅ－ｍａｉｌ： seminar@chosakai.or.jp